【動画】応援企業インタビュー
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Vol.01 有限会社佐賀情報ビジネス 江島 光代さん
障がい・病気のある方を雇用している事業所(企業)にインタビューし、病気があってもなくても働きやすい社会の実現に向け、PRしていきます。
病気があっても働ける!!
Vol.01
【話を伺った方】
有限会社佐賀情報ビジネス
代表取締役 江島 光代さん
雇用している病気・障害のある方:5名
動画時間 4:57
【インタビューほぼ全文】
Q 障がいのある方、病気のある方を雇用したきっかけは?
職業訓練で障害者の訓練をずっとしてきました。みんないいとこ悪いとこありますしね。(たまたま)それが悪いところが障害というだけで、それはいいことかもしれません。別に、障がいのある方だからとか、病気を持ってらっしゃるからという意識は全く無いです。
Q その雇用のきっかけはいつごろから?
ソフト開発がメインの会社だったんで、職業訓練を始めさせてもらってからですね。起業してから(今年2016年で)19年目、訓練を始めて約15年。
(つまり15年ほど前からの雇用)
Q 職業訓練はどこからの声かけ?
一番最初は、雇用・能力開発機構の職業訓練ですね。
(雇用・能力開発機構…2011年廃止。現在の高齢・障害・求職者雇用支援機構。佐賀の場合、佐賀職業者職業センター(佐賀市天佑)、佐賀ポリテクセンター(佐賀市兵庫町)がある。)
「(訓練が)始まるんだけど(やってみませんか?)」と声がかかった。それで、頑張ることにしました。
Q 障がい・病気のある方を雇用することに不安は?
いっさい無いです!
ホント私たち以上に何倍も頑張られて、反対にこっちが毎日元気を頂いてたんで。そういう不安とかは一切無かったですね。
Q 身体に障がいのある方の雇用開始までの準備は?
身障者の方に対しては、お手洗いを全部車いす用にとか、身障者用に改装したり、スロープをつけたり、できるだけ快適に過ごせるような環境は整えました。
Q 病気のある方の雇用開始までの準備は?
それは(本人に)あたってみないとわからないので。前もってのお話もそこまでは(聞けないこともあります)。ある程度はお聞きしてるんですけど。
私は、みんな一生懸命働ければ、誰でもみんな同じっていう風に思っているので。
Q 病気のある方への配慮はどのように?
一番最初から様子を聞いて、そしてこういう風にあったら、こういうものがあったらいいんじゃないか、というのを先に準備させていただいて。あとは、一緒に仕事をしながら、必要なコト(モノ)をその時に(用意)するということにしています。
※Yさん(23歳・勤務歴1年半)に必要な配慮…
1〜2ヶ月に1回、通院のための休みがあればOK。
Q 障がい・病気のある方を雇用して社内の変化は?
一生懸命頑張ってらっしゃるので、スタッフのいい社員教育に、生きた社員教育になってると思います。有名な先生に来ていただいて、いいお話を伺うよりも。
毎日、日々いっしょに仕事しながら、反対にこっちが教えてもらうこともたくさんあるので。
Q 障がい・病気のある方を雇用して、制度・行政・機関などへの不満や改善点は?
不満というのはないですけど…。
身障者(障がい・病気のある方)で、知った方(知人)を採用した時に、「とっかいきん」がいただけないそうで。
※とっかいきん…特定求職者雇用開発助成金
高齢者や障がいのある方などを雇い入れる事業主に対して、賃金の一部を助成する制度。
でもそれは、私は、その人のスキルに対して採用させてもらっているので、別にいただかなくてもいいんですけど、他の企業(事業所)がどうかなぁって。それ(助成金)があったら助かる。ま、うちも、もちろんあった方が助かるは助かるんですけど。
だから、お互いに気心が知れて、「あぁ、この人はがんばり屋さんだから、うちに来てもらいたい」と思った時に、もうすでに(その人を)知っているから特開金が出ないというのは、よその企業(事業所)は、「じゃぁ、ちょっと…」と躊躇するところもあるかもしれませんね。
※特開金(特定求職者雇用開発助成金)
…「ハローワークなどの紹介が必要」など、いくつかの支給要件がある。
だから、うちでは、いただかなくても、何人かの方を採用しています。
Q 雇用している障がい・病気のある方の人数は?
1、2、3…5人かな?(笑)
みんなと(障がい・病気にかかわらず)普通に接しているから、考えたことないんで(笑)
Q 障がい・病気のある方を雇用することのメリット・デメリットは?
メリットは、生きたお互いの教育になっている、勉強になっていることですね。デメリットは、今のところ全然感じないです。
それ以上に、がんばってもらっているので。
それぞれに。